黄色いハンカチのはためく駅～夕張線へ乗ってきたよ～
おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
にうぎうです。
今日は3/31。
今日で廃線となってしまう夕張線に乗ってきた事を書こうと思います。
夕張線とは、新夕張から夕張まで伸びている路線で今年の3月に廃線が決まってしまった線路です。
蝦夷に10年近く住んでますが一度も乗ったことがなかったので乗ってきました。
今回はレトロな線という事もあるのでトイカメラオンリーの写真で書きたいと思います。
さっそくですがガバガバな写真。札幌からだと夕張までは新千歳空港の手前の駅、南千歳で乗り換えます。南千歳までは快速列車で来ることができますが、夕張方面は特急か鈍行列車しか走っていません。
バイクも好きですが公共の乗り物も風情があって素敵です。
特に駅のこういう古びた看板とかね、大好き。
この日は曇り、ところにより雪もちらちら。まだまだ北海道は雪景色です。
電車まで時間があったので駅をブラブラしたのちせっかくなので駅弁を買うことに。
私の持ってるデジタルホルガはデジタルなのに撮れた写真が確認できないという優れもの（）
パソコンで見るまでお楽しみ感が半端ないです。
南千歳のホームと改札には駅弁が売っています。ホームで買う方が駅弁ぽくて好きなので私はこちらで買いました。
線路が白いのは雪です。雪であたりが白いから曇りモードで撮っても白飛びしてしまう。だけどケラレがきれいに出ているのでよしとします。
晴天の時も好きですが、冬の曇りの日、白樺、木、雪、これがそろう景色がとっても好きです。モノクロの世界。幻想的ですね。
しばらくすると鈍行列車がやってきます。今月で最後とのことで結構お客さんが多い。
思った以上にお客さんが多くてあまり車内は撮れなかった。今の電車って大体クーラーが主流だろうから扇風機なんてもう見かけないだろうね、そして夕張線をはじめ北海道の郊外は電車ではなく汽車が走っています。一両編成とかね。ワンマン列車とかね。もう響きが大好き。この扇風機も大好き。
トイカメラ難しいなぁ。途中途中各駅に止まるんで降りてパシャリ。普通の列車よりコロンとしたフォルムがかわいい。
この列車は新夕張まで。新夕張から夕張行きの電車が出ています。
さっきのよりかは大分ましに撮れてた。雪がまだごっさり残っています。追分の駅だったかな。
お尻の部分ですが一枚。使い込まれた椅子だとか、ところどころ塗装が剥げてるのが歴史を感じます。はぁすき。
特急も止まる追分の駅。大き目で有人駅です。
この時時間は11時くらいかな。そろそろお腹がすいてきたのでお昼をいただきます。
これもトイカメラ。ひどいね（笑）
駅弁の中で一番高いいくら弁当を買いました。高いだけあってとってもおいしかった。
ホッキ飯とかいろいろあったんだけどホッキ貝がいかんせん苦手なのでいくら。。キラキラでとってもおいしかったです。
そうこうしているうちに汽車はどんどん進んでいきます。同時に景色も山が多くなってきます。ここはかわばたという駅。無人駅です。私の知らない地名の駅がたくさんあります。
待合室の中は指名手配犯の写真が（笑）
簡素な待合室だけど変に汚れてたりしているわけではない。小さな駅舎でした。
線路はつづくよどこまでも。トンネルというかシェルターのような。ただまっすぐに伸びた線路。
進行方向にもシェルターが。緑があまりない分ちょっと物悲しい雰囲気。現実世界から少しずつ切り離されていくような感覚になってきます。
そうこうしてるうちに新夕張に到着。なんだかあっという間でした。夕張までの電車はまだ来ないので駅の待合室へ。
階段を降りる途中に。新夕張の駅をでると夕張の道の駅があります。ここではがきを買って記念にすいぎうさんにだしました。夕張の消印がつくと嬉しいと思ったんですが普通に札幌の消印でした（笑）
新夕張の街角。道の駅に夕張メロンソフトが売ってたけど寒くて食べる気になれなかった。
すったもんだやっていたら夕張行きの列車が到着。北海道らしいラッピングでとってもかわいい。臨時列車のようです。中も新し目でとってもきれい。
夕張駅はマウントレースイというホテルの真ん前にあるんですが黄色いハンカチがヒラヒラしていてとってもかわいらしい駅でした。
トイカメラで撮ったんですが白飛びしていて写っておらず。。
ツイッターだかにあげた写真がないか探してみます。
あった。黄色いハンカチのはためく小さな駅。かわいい。
夕張駅に行く途中にはポツリポツリと集落のような住宅地がありました。幸福の黄色いハンカチに出てくる家にそっくりで。
あの映画何回見ても最後のシーン泣いちゃう。
その映画の舞台になった場所でもある夕張。廃線になってしまうのはほんと心苦しいです。
万緑の季節に乗ってみたかったな。もっと暖かくなったらヤックルで訪れてみようと思います。
帰りの汽車の中では一気に現実に引き戻されたような、南千歳に降り立った時はなんだか魔法にかけられていたようなそんな感覚でした。ノスタルジーを感じる汽車の旅。
ローカル線巡りの旅も悪くないですね。そんな素敵な汽車の旅でした。
したっけまったね～('ω')ノ
